再度『沖縄県民斯ク戦ヘリ

県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ』

 この言葉は、沖縄海軍部隊司令官大田実少将が昭和20年6月6日に海軍次官宛に送った電報の最後に書かれた言葉である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/大田実

 豊見城(とみぐすく)の海軍司令部壕跡に、電報の全文が書かれたボードが貼ってある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/海軍司令部壕

私は「普天間基地辺野古への移転」の話を聞く度に、この大田少将の心を思い出してきた。

そして
辺野古埋め立てが強引に始められた年の翌年の念頭にあたって、あらためてこの言葉を載せておく。

「私たちは沖縄県民に大きな借りがある、なのにその借りを返すどころか、未だに米軍基地の大半を沖縄に押しつけてきた。それで本当に何ともないのか?」と。

「それだけでも充分恥ずかしいことなのに。美しい沖縄の海を埋め立てて米軍の基地を造るなんて正にあり得ない話ではないか!」

北朝鮮の雲行きが怪しい」とか「中国の軍事的脅威が増している」などと言った言葉に畏れを抱き、政府自民党の言うこと、することを真に受けてはイケナイ!

辺野古へ新設されようとしている基地を使う米海兵隊北朝鮮や中国の脅威に対して何も役に立たないからだ。

以前にも書いたが、海兵隊と言う軍隊は元々敵国の海岸を強襲し、橋頭堡を造り、陸軍を迎え入れる為に存在する軍隊だからだ。
上陸強襲艇よりヘリコプターの方が主流になってはいても、海兵隊と言う軍隊の存在目的は何も変わっていないのだから、北朝鮮や中国がどうのこうのと言うのは全く関係の無い話で辺野古を埋め立ててまで沖縄に海兵隊の新基地を造ることの意義などないのだ。

昨年、強行に採決された新安保法案と全く同じだ。
北朝鮮や中国からの脅威に対しては自衛隊と米軍の日米安保でこと足りているし、新安保法案は何の役にも立たない。

狡猾極まりない現政権に言葉巧みに欺され続けてはイケナイ!

夏の参議院選挙で憲法辺野古の海を守り、沖縄の人たちへ恩返しをしようではないか!