「子ども手当」「高校無償化」より「クロマグロ」が大事?
本日は予定を変えて、我がブログの常連さんから「反対意見」が速攻で飛んで来そうなネタを書かせて頂く。
勿論、「劣化」の議論から逃げた訳ではないw
「劣化」ネタの続きは書かせて頂くつもりだが、やはりタイムリーなネタをスルーする訳にもいかない。
タイムリーでありホットなネタ、当然、「子ども手当法案」と「高校無償化法案」の衆議院通過である。
この両法案には与党のみならず野党の公明党と共産党が賛成しているが、マスコミの反応は冷たい。(当然であろうがw)
このタイミングで「せろん調査」を行っても現政権に対する「支持」も「民主党」に対する支持率も上がらないことだろう。
正直言えば、現時点での「高校無償化」が必要かどうかは分からない。
しかし、「子ども手当」は無駄にも「参院選前のバラマキ(谷垣禎一総裁)」にもならないと思う。
「最良の政策か?」と問われれば「最良でないかも知れない」と答えるが、「で、最良の政策は?」と逆に問いたい。
そのお答えはコメントとして色々頂けると思うが、反対した自民党にはどんな策があったのだろう。
(昨年の選挙で当時の与党側が勝っていたら今どんな状態になっていただろうと考えると寒気がするのは私だけ?)
反対意見を頂く前に一応私の賛成の理由を述べておこう。
(「子ども手当」を「「参院選前のバラマキ」とか、「税金の無駄使い」と言う考えは取り敢えず無視させて頂く。)
今、我が国は前政権政党と官僚が続けた長い無為無策のお陰(?)で、確実に効果のある景気対策が取りづらい状況にある。
一、莫大な借金を抱えており思い切った財政出動が出来ない。(円が高い状況を考えると出来なくはないとも思うが)
一、超低金利政策を長く続け過ぎた(上げるべき時に上げなかった)為、対デフレの有効な政策が取れない。
一、外需による一時的・限定的な好景気で判断を誤った。(本当に気が付かなかったのだろうか?)
等々数え上げればキリがないが、要するに「思い切った景気対策」が取れない状況にある中で何をするのがベターか?
程度の問題で絶対的な方法は多分ないであろうと思う。
で、反対意見としては「所得制限すべき」「貯金されて使われないかも知れない」「子どもの為に使われるかどうか分からない」
等の反対意見は「間違っている」とは言わないが、あまり意味がない「反対」だと思う。
「保育所の整備費」「給食費」「子どもへの各種予防接種費」など他の方法も色々考えられるだろう。
私も反対ではないが、実施までに相当時間が掛かると思われるので、景気対策としてはどうだろうか?
実は政権与党内でも「参院選前のバラマキ」「短期の経済対策」「少子化対策」などと、考え方・受け取り方が異なっているのではなかろうかと私は思っている。
「参院選前のバラマキ」としての効果はマスコミや自民党などのネガティブキャンペーンのせいで効果はあまり期待出来ないだろう。
「短期の経済対策」としては「まぁまぁ」かと思う。(後述)
「少子化対策」としては「保育所の整備費」の方が勝ると思われるが、やはり実施には時間が必要であろう。(幼保問題)
さて、「短期の経済対策」としては「まぁまぁ」と考える理由
現在の不況は複雑で簡単には解釈しにくいと思うが、簡単に言えば、「将来への不安による消費不況からのデフレ不況」と言ったところだろう。
で、実際には最も財産を持っている世代は高齢化し「将来(政治と我が子)への不信から消費行動を取らず、取らなくても何とかなっている」
と私は考えており、その解決には「贈与税の減額と相続税の増額」「マイナス金利政策」と以前に何処かで述べた気がするがw
余程の高い支持率と信頼が無ければ出来ない政策であり、現状からはとても無理であろう。
現在、収入が必要に応じていない世代は子育て世代であると考えれば「子ども手当」も「次善の策」と私は考える。
ただし、マスコミなどによるネガティブキャンペーン(?)のお陰で、効果は出ないかも知れない。
さて、コメントを楽しみにして書き込んでみようかなw
ところで
今、第二のロストゼネレーションが生まれようとしている、それに対する「政策」を求める声は少ないが「危機感がないのか?」不思議だ。
一昨年に所謂「派遣切り」に遭った人達の中にはロストゼネレーションが相当多いのではなかろうか。
勿論、不況が原因の失業者がロストゼネレーションだけとは言わないが、「派遣切り」の中の割合は相当高いと思う。
正直言えば、「子ども手当」と「高校無償化」より、もっと必要なことだと思う。
「高校無償化」で「高校出たけど就職出来ない」「大学へ進学して、卒業したけど就職出来ない」では「無償化」されても・・・
打つ手がないのか?打つ気がないのか?