「マスコミ」の「劣化」が証明された事件

 順番的には今日は「霞ヶ関」の「劣化」の予定だったけど、卵の名無し様のリクエストにお答えして、「マスコミ」の「劣化」第二弾とする。
 smania様のご指摘通り、「劣化」とは「昔が今よりも良かったという」幻想のイメージがあるが、最初から「劣」であったものが一層悪くなったとの意味で「劣化」を使わせて頂く。

 新聞・ラジヲは戦時中「戦争遂行」を讃美し、「大本営発表」を垂れ流していた。
しかし、当時の状況としてはやむを得なかったと言えるかも知れない、軍部の力が強く、特高憲兵・検察が怖かったのかも知れないし、私があの時代に生きていたら軍国少年であったかも知れない、共産党員だったかも知れないがw

 過去は敢えて問うまい、しかし
敗戦後、ソレまでの行為を反省し、「社会の木鐸」たろうとした筈だったのではないのか?
 「社会の木鐸」とは旧体制を擁護し、既得権益を守り、権力と結び付く為に叩くものだったのか?
何故、記者クラブ体制を守ろうとするのか、自分たちの都合か?それとも、権力に迎合する為か?
両方であろうことは明白ではあるが。

 ここで言う、旧体制とは55年以後の前政権までの体制、既得権益とは記者クラブ、権力とは検察を始めとする官僚機構のことで現政権のことではない。
「せろん」の誘導は既に書いた、今日は新しい話を書こう。

 まさに新鮮なネタだ。
先日(15日)「名古屋高検の男性検事(44)が女性のスカートの中をカメラ付き携帯電話で盗撮しようとしたとして、愛知県警が県迷惑防止条例違反容疑で任意で捜査」(毎日JP)と言うニュースが流れた。

 また「三井氏冤罪事件と同じか?」と私も思ったが、何かしら不自然さを感じた。
そして、分かった。
 バス停での事件、近くでバスを待っていた人が警察に通報、とは書いてあるが、逮捕とは書いて無い。
また、本人の名前も書いてない。

 3月8日に起こされた事件で、一週間経って「検察」側からの発表である。
過去に似たような事件はあり、「冤罪」事件もあった。しかし、本人の自供が有る無しに拘わらず、名前も写真も発表され、逮捕されていたのではないか?
 何故、本人が罪を認めていると言うのに、名前を伏せて報道するのか?
今は既に名前も公表されているようだが、15日時点では名前は伏せられていた。
発表した「検察」側が伏せたとしても、普通聞き出して書くのではないのか?
その為に既得権益記者クラブ」あったのではないのか?何故、折角守り通している既得権を使って取材しないのか?
何故、書かないのか?何故「何故、逮捕されないのか?」と問わないのか?

 答えてはもらえないだろうが、ネットの世界では誰でも知っている。
「お友達」の「検察」の中の人が起こした事件を大々的に書き立てるなんて出来ないよね!
得意なのは昔と変わらず「大本営発表」を垂れ流すことだけ。

 しかし
一週間も何処もスクープしようとしなかったのか?私が知らなかっただけ?
一般人からの通報で警察が駆けつけたなら、その場で逮捕、現行犯ではなかったから逮捕ではなく任意同行を求めた?それから?

 これがマスコミの「劣化」の証拠だと私は断言出来る。
コレがまた「ねつ造」「冤罪」だったら笑うに笑えない話になってしまうが・・・

 明日から同僚が一週間お休みなので、お昼の内職は難しいかもw