「余ったワクチンの国の買い取り」に賛成

 「自民議連が要望」(msn産経ニュース2010.3.23 18:45)
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100323/bdy1003231846004-n1.htm
だそうだが、この件に関しては「賛成」である。

 伝えているのが「3Kニュース」であること、要望を出したのが「自民党(ワクチン政策議員連盟)」であり
元々「新型インフルワクチン」に関するゴタゴタの半分以上は前政権に責任があると思うし、
自民党」の支持団体が次々と陥落していく中「日医」の支援を受けたいとの思惑も見えなくはないので、素直に賛成し難いところだが、
この件は政治的な問題として考える事ではなく、当然のことだと思うから四の五の言わず賛成する。(既に四の五の書いてるがw)

 今更、「こう言う結果になったのは誰の責任か?」等と詮索してみても詮無いことだと思うが、
しかし、「新型インフルエンザ対策本部」へ答申してきた「専門家諮問委員会」の議事録が無いと言う話は問題だと思う。
まぁ、外交機密に関する文書が無くなっていたり、特捜検事の取り調べのメモが破棄されていたりする国だから、
議事録を取っていなかったと言う「話」を聞いても驚きはしないがw

 しかし、委員長の尾身茂氏の
『空港検疫「やり過ぎだったが…」インフル総括』(YOMIURI ONLINE 2010年3月23日22時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100323-OYT1T01068.htm
>批判の多い空港検疫などの水際作戦については「やり過ぎだったとは思うが、あの当時、検疫強化を全くやらないことに国民は納得しただろうか」と疑問を呈した。
との発言はどうだろうか?
空港の検疫「水際作戦」なんてニュースで見るまで思い付かなかったのは私だけか?
しかし、あの「水際作戦」と言う名の「検疫」をしなかったとしたら、マスコミにバッシングされていたかも知れないと、今は思うw

 で、話を元へ戻して
新型インフル」で国中がバタバタしたことは確かだし、「メキシコで沢山の死者が出た」との報道を受けて皆が「危機感」を覚えたのも確かであろう。
だから、「新型インフルワクチン」だけに関して言えば、国、特に厚労省批判は控えさせてもらう。(あくまでも、この件に関してだけである)
ワクチンが余ってしまったことはやむを得なかったと判断する次第だ。
 「新型インフル」が当初考えられたであろう程には危険なではなかったと言うことであって、最初から「危険ではない」と思ったと言えば「後出しジャンケン」と言われても仕方なかろう。
 新型の鳥インフルエンザと同等の危険なインフルエンザかも知れないと考えたことも理解出来るし、実際WHOが「パンデミック宣言」までしたのも事実なのだから。

 で、結局何が言いたいかと言えば当然のことながら
国や行政の責任は敢えて問わないが、国には「医療機関が余ったワクチン廃棄による損害を被らないよう配慮する義務がある」と言うことである。

 あのドタバタ状態の中で、多くの医療機関の人達が自分たちの健康状態も顧みず、不安定なワクチンの供給に振り回され、ワクチン接種を求める人たちの「不平不満」のはけ口とされながらも、ワクチン接種を続けたのは『医療に携わる身』としての「義務感」からだったのだと思う。

 その医療機関がワクチンを不良在庫として抱えてしまったことの元々の責任は国にあるのだから、国が責任を持って損害がこれ以上発生しないように「医療機関に残っているワクチンを買い戻すべきだ」と言うことである。
その為に税金を使うこともやむを得ないと私は思うが、問題はマスコミがどう扱うかに依るだろう。

 asahi.com(毎日新聞社)2010年3月26日9時43分に
『だぶつくインフル輸入ワクチン 2368万回分まず解約』
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201003260126.html
>新型の豚インフルエンザの輸入ワクチンについて、厚生労働省は26日、購入契約を結んだ欧州2社のうち、グラクソ・スミスクライン社(英)から当初予定していた輸入量7400万回分の約3割にあたる2368万回分を解約することで合意したと発表した。
>解約に伴う違約金などは発生せず、約257億円の経費を節減したという。残りのノバルティス社(スイス)との契約分についても、現在交渉している。

とある。この節減出来た経費、そして、これから節減出来るであろう経費を使えば「国民」はある程度納得するのではなかろうか。
それで足りなければ足りない分をどうするかは、残念ながら私からは提案出来ない。
言うのは簡単だが「実現不可能」に近いことを軽々しく論じたくは無いからだ。
しかし、少なくとも「輸入ワクチン」の解約によって節減出来る経費をあてるのは「実現不可能」ではないと思う。

 だから、医療機関に残る
「余ったワクチンの国の買い取り」
に賛成


 今日はオマケは止めようかと思ったけど
「本のセンセのブログ」の2010年3月23日 (火)
「岩上安身による3月23日郷原信郎弁護士Ustインタビュー〜@ompfarmさんによるまとめ」
http://honnosense.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/ustompfarm-fb5c.html
「岩上安身による3月23日郷原信郎弁護士Ustインタビュー補足〜つぶやき編集」
http://honnosense.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/ust-730d.html